歯石は、痛みもないままいつの間にか溜まるもので、虫歯や口内炎と違い治療の必要性を感じにくいものです。
なかには、「歯石取りに意味はない」と思っている方もいるのではないでしょうか。
歯石をそのまま放置していると、歯や口内が不衛生な状態になってしまい、虫歯や歯周病を引き起こす原因となってしまいます。
この記事では、歯石取りに関する素朴な疑問にお答えし、処置方法や値段など気になるポイントを詳しく解説します。
歯石取りは意味ないと言われるが、放置すると口臭や歯が抜ける原因になる
見た目の問題を除けば、歯石自体は痛みがなく、かつ歯石を除去しても再びついてしまうので、歯石取りに意味はないと言われがちです。
歯に付着した歯石を放置していると、新たな歯垢(プラーク)が付着しやすくなり、歯周病の大きな原因となってしまいます。
長期間歯石を放置し歯周病が進行すると、歯肉の退縮や出血、歯の動揺などが起こり、最後には歯を失うことになりかねません。
また、歯石が溜まっている人に顕著に見られるのが、他人から指摘されるほどの口臭です。
簡単に言えば歯石は細菌の塊のようなもので、放置していると特有の悪臭を放ちます。
臭いは自身への健康被害はありませんが、エチケット面では人からの心証を悪くすることは簡単に想像できますよね。
溜まっていても自覚しにくい歯石を見つけるには、定期的な口腔内チェックが欠かせません。
毎日歯磨きをしていても、どうしても歯石はできてしまう
歯石の正体は、食べ残しなどに菌が繁殖した歯垢が、唾液などに含まれるカルシウムによって石灰化されたものです。
毎日歯磨きをしていても、どうしても歯石ができてしまうのは、いったいどうしてなのでしょうか。
歯磨きでブラッシングしていても、100%歯垢を除去することは不可能だと言われていて、約4割の歯垢が残ってしまいます。
また、ブラッシングに加え歯間ブラシを使ったとしても、歯垢の9割くらい落とすのが限界です。
いったん歯石になってしまうと、ブラッシングで落とすことは非常に困難で、歯石取りが必要です。
稀なケースかもしれませんが、歯茎内部の奥深くに歯石がある場合は、歯石取りでも除去が困難で歯周外科手術が必要です。
歯石取りは、専用の器具を使用するから除去できる
歯石取りは、スケーラーのような専用の器具を使用するから、ブラッシングでは落とせない歯石を除去できます。
スケーラーとは、主に歯石を除去するために用いられる歯科用器具で、歯石取りのことをスケーリングと言うのもスケーラーが由来です。
一般的な歯石取りでは、2種類のスケーラーが使われていて、歯石の沈着状況・部位等に応じて使い分けられます。
一つはハンドスケーラーと呼ばれる器具で、先端が鋭利な金属で手を動かして歯石を除去するものです。
もう一つは超音波スケーラーで、超音波発生装置による微細振動を利用して、注水下で歯石を剥離破砕します。
多くの場合、超音波スケーラーで広範囲の歯石を除去し、それでは取れないような歯石をハンドスケーラーで剥離していきます。
歯石取りを自分でやるのは、歯茎を傷つける危険性が高いのでNG
歯医者の検診費用を節約しようとして歯石取りを自分でやるのは、歯茎を傷つけてしまう可能性が高いのでNGです。
鏡を見ながらの歯石取りは、よほどのテクニックがなければスケーラーで無駄に歯茎を傷付けてしまい、最悪歯茎が下がってしまいます。
また、自分で歯石取りをしたとしても目に見える範囲しか除去できず、逆に症状の悪化を招く場合もあります。
歯周病を予防するためには、歯茎の中に隠れている縁下歯石(えんかしせき)も取り除かなければ、ケアする意味がありません。
見えない部分の歯石を除去するためには、専門知識を備えた歯科医師や歯科衛生士による診断・処置が必要です。
歯石取りは口内が健康になり、見た目もキレイになる
歯石取りには様々なメリットがあり、口内が健康になることで歯のトラブルを予防し、見た目もキレイになります。
歯石がある状態だと歯垢が溜まりやすくなり、虫歯や歯周病を引き起こしやすい状態だといえます。
また、歯石は細菌が固まったものなので、口内にたくさん溜まってしまうと、口臭の原因になってしまいます。
歯石取りは、このような口内トラブルを防ぐために、とても重要な治療です。
また、歯石取りには健康面だけではなく、歯をキレイにする効果もあります。
歯石ができると歯の表面がでこぼこになり、歯垢ばかりか着色汚れが付きやすい状態になります。
歯石取りをすると、汚れが付着した部分も落ちるため、歯がキレイになるのです。
そのため、見た目のキレイさは断然、ホワイトニング専門歯医者の歯石取りの方が満足できます。
コスパ良く歯石取りをするなら、スターホワイトニングがおすすめです。
歯石取りを含めたクリーニングメニュが一般的な歯医者より豊富で、普段の歯磨きでは絶対落ちない汚れがキレイになります。
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歯石を放置すると症状は悪化するので、歯のぐらつきが気になるなら、むしろ歯石は取るべきでしょう。
歯石取りの値段は保険適用で約3,000円、保険適用外で~3万円
歯石取りの値段は、歯周病等の治療として行う保険適用で約3,000円、保険適用外で最大3万円ですが、歯に付いた歯石の状況によって変わってきます。
ただ、保険適用であっても複数回の通院が必要であったり、見えない部分に歯石がある場合、レントゲン撮影の追加費用がかかったりする場合もあります。
歯医者で行うクリーニングについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
歯石を取るときに保険適用外になってしまうのは、主に以下のようなケースが考えられます。
- 歯茎(歯肉)が健康な状態で治療の必要性が認められないとき
- 歯の汚れを落としたいような審美目的のとき
- それほど溜まっていない歯石を取り除くとき
保険適用外になる歯石取りなら、レントゲンなどの追加費用が一切かからないスターホワイトニングがおすすめです。
スターホワイトニングは自由診療なので、希望する施術全てを1度の来院で完了することが大きなメリットです。
歯石取りの流れ
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一般的な歯医者 | ①歯や歯茎の状態を診察 ②歯周ポケットの深さを測る ③必要に応じてレントゲン撮影 ④歯石取りを行う ⑤場合によっては複数回の通院 |
スター ホワイトニング |
①口腔内チェック②歯石取りを行う(1度で終了) |
歯石取りまでの工程の差を見ると、スターホワイトニングの手軽さが良く分かりますね。
時間をかけず、早急に歯石取りをして歯をキレイにしたい方には得におすすめです。
分かりやすい料金形態で、トータルの費用が明確なので安心して歯石取りができますよ。
歯石取りは痛みや出血を伴う場合があるが、2~3日で治る
歯周病予防や口臭予防のため重要な歯石取りは、痛みや出血を伴う場合がありますが、たいていは2~3日で治ります。
歯石がついていると歯茎に炎症が起き出血しやすい状態ですが、歯石取りによる出血は一時的なもので、長期的に見るとデメリットではありません。
また、歯石を取ると歯石に覆われていた象牙質の部分が露出し、歯がズキズキしみる知覚過敏のような症状が出る場合があります。
このような痛みも、歯石を取ることで口内環境が改善されると収まってくるので、過度の心配は不要です。
歯石取りで歯の隙間がスカスカになることもあるが、一時的なもの
歯石を取ることで歯の隙間がスカスカに見える場合がありますが、一時的なものでケアをすれば隙間が目立たなくなります。
このようなケースは、歯石が多くついている方に多く見られ、歯茎が下がっているため隙間が目立つのです。
また、歯茎が下がっていなくても、歯石を取り除くことで本来の隙間が現れ、口内がスースーする感覚を覚えます。
この感覚は長続きしないので、数日のうちに慣れるでしょう。
歯石取りの頻度は、2〜3ヶ月に1度のペースが理想
歯石は放置していると虫歯や歯周病の原因となるので、歯石取りの頻度は2~3ヶ月に1度のペースが理想的です。
歯石のつきやすさや、歯周病の進行度合いによっても個人差はありますが、見えない部分の歯石は自分では気づけないので、定期的な歯石取りをおすすめします。
もちろん、自分で気づくくらいに歯石が溜まっても歯石取りは可能ですが、歯茎を健康に保つためにはあまり放置しない方が良いでしょう。
歯石取りの頻度を少なくするには、毎日のケアが重要
歯石取りの頻度を少なくするためには、毎日のセルフケアで歯垢を残さないことが重要です。
そのため、毎日の歯磨きがポイントになるのですが、歯磨き粉選びにも気を使う必要があります。
歯石沈着を防止するなら、ジェル歯磨き粉のタヴァティーがおすすめです。
- 歯の表面が滑らかになり、歯石沈着を防ぐ
- 歯茎ケア成分が歯茎の腫れを抑え、歯石取りで出血しにくい状態に
- ホワイトニング効果で歯石がつきにくいキレイな歯に
タヴァティーは一般的な歯磨き粉には配合できない薬用成分により、歯垢を発生を防いで歯石のできない歯にしてくれます。
タヴァティーは通常7,530円ですが、初回限定980円で購入することができます。
お試しに1本使用してみて、効果を実感できたら継続してみてください。
歯石取りは歯の健康やエチケットのため疎かにできません
年齢を重ねても歯を失わないために歯周病の予防が重要ですが、歯石取りはそのために最低限行う必要のあるものです。
毎日しっかりケアしているつもりでも、落とせなかった歯垢は必ずあるので、歯石が溜まる前に定期的にチェックしましょう。
また、歯石を取ることで見た目がキレイになり、不快な口臭を防ぐこともできます。口腔内のケアを考えると、あらゆる点から決して疎かにできないのが、歯石取りだと言えるでしょう。
【参考文献】
日本歯科医師会 歯医者さんに行こう
日本歯科医師会 口臭