ホワイトニング歯磨き粉で効果あり!口コミおすすめランキング6選【2024年9月】
- 更新日:
- 公開日:
歯のホワイトニングは、加齢や飲食物による着色を、歯を削ることなく白くする方法で、医院で行うオフィスホワイトニングと、自宅で行うセルフホワイトニングがあります。
自宅で行うホワイトニングは、主にホワイトニング歯磨き粉を使用するのですが、市販品の数が多すぎて「どれを選べばよいの?」と悩まないでしょうか。
そこでこの記事では、おすすめのホワイトニング歯磨き粉に加え、以下の疑問やお悩みを解消していきます。
- 歯医者で行うホワイトニングとの違いは何?
- どうして歯は黄ばんでしまうの?
- 汚れによって歯磨き粉は変える必要はあるの?
- 歯磨き粉選びの注意点やおすすめは?
- ホワイトニング歯磨き粉で歯が本当に白くなるのか?
★★★★★ 5.0
通常 8,770円(内容量30ml)
→初回1,980円【77%オフ】
★★★★★ 4.8
通常 5,480円
初回990円【82%オフ】
★★★★☆ 4.6
通常 6,980円
初回980円【86%オフ】
4位
★★★★☆ 4.4
通常 2,024円
初回880円【57%オフ】
5位
★★★★☆ 4.2
通常 5,500円
初回1,980円【64%オフ】
6位
★★★★☆ 4.1
通常 6,578円
初回2,178円【66%オフ】
記事の後半では、ホワイトニング成分や着色汚れの解説も行っています。
ランキングと合わせて、ホワイトニング歯磨き粉選びで悩んだときの参考にしてくださいね。
口コミあり!ホワイトニング歯磨き粉のおすすめランキング6選
ホワイトニング歯磨き粉のおすすめランキング6選を、口コミもあわせて紹介します。
ホワイトニング歯磨き粉として既に有名なものから、新しく出て注目されているものまでを考慮した、最新のおすすめランキングです。
ホワイトニング歯磨き粉として一般的な発泡剤入りの歯磨き粉の他に、ジェルタイプ、粉タイプのものも入れているので、目的に合った歯磨き粉が見つかるでしょう。
1位 パールホワイトプロEXプラスは独自配合が効果的
ホワイトニング歯磨き粉のおすすめランキング第1位は、株式会社美健コーポレーションが製薬会社と共同開発した「パールホワイトプロEXプラス」です。
販売実績は12年になり、累計販売本数は400万本を超えるホワイトニング歯磨き粉の定番商品といえます。
パールホワイトプロEXプラスは、ホームホワイトニング用の歯のホワイトニングジェルで、ホワイトニングに適したリンゴ酸(αーヒドロキシ酸)、メタリン酸、ポリリン酸を独自のトリプルホワイトニング製法で配合しています。
タバコやコーヒー、お茶などによる頑固なステインによる汚れを、やさしく浮き上がらせて落とすのに効果的です。
さらに、歯周病菌を予防する薬用成分イソプロピルメチルフェノール(IPMP)を配合することで、虫歯・口臭・歯周病・歯槽膿漏予防にも効果があります。
パールホワイトプロEXプラスは、研磨剤や発泡剤を使用していないことで、歯の表面へ負担をかけません。
2、3ヵ月継続して利用すると、自分だけでなく周りの人にも気づいてもらえるくらいキレイになってきますよ。
パールホワイトプロEXプラスはお得な定期便割引があるので、そちらの利用がおすすめです。
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1回目は定価8,770円のところ、定期便割引で初回77%オフの1,980円でパールホワイトプロEXプラスを購入できます。
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では、パールホワイトプロEXプラスの口コミを確認してみましょう。
【30代女性】
「パールホワイトプロEXプラスを使ってみました。研磨剤不使用・低刺激・漂白剤不使用で歯に優しく、薬用のホワイトニング成分で黄ばみを落としてくれます。クリアなジェルで程よい清涼感があります。泡立たないタイプで隅々までしっかり磨けてつるつるに。歯科のホワイトニングに通うコストや手間がなく、続けやすいのも魅力。更に口臭予防、歯周炎予防、むし歯予防と、これ1本で歯のお悩みを全て解決できちゃう頼もしいアイテムです。」
引用:@COSME口コミ
【40代女性】
「今まで色々と歯周病予防歯磨き粉を使ってきましたが こちらが1番良いと実感しています。まだ使って数日ですが口の中がさっぱりして、朝すっきりしています。歯の黄ばみが気になるのでホワイトニングかねて、一緒にパールホワイトプロシャインを使ってますがどちらもホームケア用品として必須アイテムです。忙しいとつい通常の歯磨きですましがちでしたが、こちらにしてから楽しく歯磨きを丁寧に毎日しています。」
引用:@COSME口コミ
パールホワイトプロEXプラスは、使い方も簡単で、通常の歯磨きを行った後にジェルをしみこませた専用歯ブラシでもう一度磨くだけです。
2位 ミルクリア(MILCLEAR)は強炭酸で汚れを浮かせる
ホワイトニング歯磨き粉のおすすめランキング第2位は、粉タイプの「ミルクリア(MILCLEAR)」です。
ミルクリアは、炭酸ガスの力で細かい汚れまで浮かし、卵の殻由来成分が汚れをしっかりキャッチしていきます。
この力を借りてブラッシングすることで、ステイン・ヤニ汚れを除去し、高いホワイトニング効果が期待できるんです。
歯をより輝かせるための成分、卵殻アパタイト・シルク・パール・ハッカ葉油などを厳選配合しています。
粉タイプのホワイトニング歯磨き粉を使ったことがない方でも使用方法は簡単で、水で軽く口をすすいだあと、粉を付けた乾いた歯ブラシでブラッシングするだけでOK。
発泡剤フリーなので泡が立ちにくく、磨き残しが出にくいのもポイントです。
こちらも継続してケアすることで効果を発揮するので、定期便の利用がおすすめです。
初回限定!
定価5,480円のところ、定期便割引で初回82%オフの990円でミルクリアを購入できます。
10日間の返金保証付きなので、お口に合わなかった場合でも損することはありません。
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それではミルクリアの口コミを見ていきましょう。
【20代女性】
コーヒーを毎日飲んでいて黄ばみが気になり、自宅で手軽にできるホワイトニング商品を探していたところ、ミルクリアに出会いました。使ってみると歯がツルツルになり、口臭ケアにも効いているような気がします。使い続けていきたいです。
引用:公式サイト口コミ
【20代女性】
粉歯磨き粉は初めての使用でしたが、ペースト状のいつも使用していた歯磨き粉より無駄に泡立たず、歯と歯の間までしっかり磨けている感じがします。歯を磨いたあとは口の中がスッキリ爽やかで気持ち良いです。
引用:公式サイト口コミ
ミルクリアは特に、タバコのヤニやコーヒーなどの濃い着色汚れを効果的に落とします。
全体的なくすみが気になる方は、試してみる価値アリです!
3位 タヴァティー(TaVaTeee)は歯に輝きを与える
ホワイトニング歯磨き粉のおすすめランキング第3位の「タヴァティー(TaVaTeee)」は、歯をトータルケアしてくれる歯磨きジェルです。
タヴァティーには、最新のホワイトニングにも使われる3つの有効成分「ポリリン酸ナトリウム」「β-グリチルリチン酸」「イソプロピルメチルフェノール」が配合されています。
従来のケアでは落とせなかった、浸透した着色汚れを浮かせて分解することで、歯を白くすることが期待されます。
また磨くほどに光沢とツヤが出る厳選パールエキスを配合することで、白さだけでなく見栄えもよくなるでしょう。
タヴァティーはホワイトニングだけではなく、口臭ケアや歯茎ケアに欠かせない薬用成分も配合した医薬部外品のデンタルケアジェルです。
マスク生活から卒業するとき気になるお口の問題を、トータルでケアしてくれる商品となりオススメです。
初回限定!
1回目は定価6,980円のところ、定期便割引で初回86%オフの980円でタヴァティーを購入できます。
タヴァティーは回数縛りのない定期便が魅力で、送料無料&10日間の返金保証も付いているので、安心して利用できますよ。
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そんなタヴァティーの口コミを確認してみましょう。
【30代女性】
「かなり柔らかいジェル状なので、歯ブラシから垂れることも。少し使いづらいです。この商品だけで磨くとあまり歯磨きをした気がしないので、普段の歯磨きの後に磨く感じにしています。ただ、これで磨いた後は歯がつるつるになります!そこはいいなと思いました。」
引用:Amazonレビュー
【20代男性】
「歯を磨いた後口の中がさっぱりするし歯がきれいになる。」
引用:Amazonレビュー
【20代女性】
「ホワイトニング系の製品は初めて使用します。ほぼ使い切ったところで、気持ち汚れが落ちたかなという程度。
まあ強力で体に悪そうなホワイトニング剤とは違うのでこんなものかと思います。」
引用:Amazonレビュー
購入回数の条件がないのに初回から割引価格で試せるなんてお得すぎます!
気になる方は公式サイトでも詳細をチェックしてみてください。
4位 シャインPGは成分贅沢配合
ホワイトニング歯磨き粉のおすすめランキング第4位は「シャインPG」で、これも大人気商品「薬用パールホワイトプロシャイン」のグレードUP商品です。
ポリリン酸ナトリウムを3倍に強化配合し、さらに硝酸カリウム(知覚過敏)、PEG400(美白成分)、酸化チタンを新配合しました。
グレードUP商品の名に恥じない、美白・虫歯、歯周病予防に特化したホワイトニング専用歯磨き粉です。
知覚過敏の方も使えるよう、ハイドロキシアパタイト(染みる成分)は無配合となっています。
初回限定!
定価2,024円とホワイトニング歯磨き粉の中でもお手頃価格なのですが、このページ限定キャンペーンにて880円でシャインPGを購入できます。
今回紹介する中では最安値です。毎月100名までの特別価格なので、気になる方はお早めにチェックしてみてください。
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それではシャインPGの口コミを確認してみましょう。
【40代女性】
「コーヒーによる着色が気になっているので使ってみました。自宅で毎日コツコツとホワイトニングケアできるのは良いですね。マイルドな使用感なので、部分的に知覚過敏な私でもビクビクせずに磨けました。歯がツルツルになって気持ちいいです。少しずつ透明感アップすることを期待して使い続けます。」
引用:@COSME口コミ
【30代女性】
「正直、これだけ多くの薬用成分を含有してる薬用ホワイトニングハミガキはめずらしい。また、研磨剤不使用なのが◎。実際に使ってみたところ、スッキリ感というか爽快感はうたい文句通り。もし本格的にホワイトニング始めたいなら、パールホワイトプロシャインプレミアムはオススメ。」
引用:@COSME口コミ
5位 コナナノカは優しい研磨剤がポイント
ホワイトニング歯磨き粉のおすすめランキング第5位は、粉タイプの商品「コナナノカ」です。
コナナノカは研磨剤入りのホワイトニング歯磨き粉ですが、粒子が細かく溝やキズ深くにしっかりと届き、吸着して汚れをきちんと浮かします。
成分はハイドロキシアパタイトが配合されていて、エナメル質の目に見えない細かなキズを修復してくれる効果が期待できます。
また、タバコや食べ物による着色汚れに対しても、ポリリン酸ナトリウムが配合されているので着色・歯石の付着予防をしてくれるでしょう。
コナナノカは無添加処方、腐剤不使用で、お口に優しい処方になっているところもポイントです。
初回限定!
コナナノカは定価5,500円のところ、定期便を利用すると64%オフの1,980円で購入できます。
定期便とは言うものの、1回の購入で定期便の停止、休止が可能です。
ポスト投函なので、お家にいなくても商品を受け取れます。
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そんなコナナノカを使用した方の口コミを確認してみましょう。
【20代女性】
「白い歯だと若くみられますし、爽やかで清潔感のある印象ですよね。ホワイトニングは歯医者さんで何度かやったことがありますが、着色汚れは毎日蓄積するもの。ホワイトニング成分がダイレクトに歯に密着してくれるのでホワイトニング効果もアップ。毎日使っていたら徐々に元の白さを取り戻してきました。」
引用:@COSME口コミ
【20代女性】
「コナナノカ(粉歯磨き)ご縁があってお試しさせて頂きました。歯の着色や黄ばみとても気になります。最初は粉っぽいなぁ?と思いました。少し磨くと程よく泡立つので磨き上がりさっぱり。細かい粒子が口隅々まで届きます。歯の表面や裏側を舌で触ってみるとザラつきもなくツルツル爽快です。」
引用:@COSME口コミ
6位 薬用ちゅらトゥースホワイトニングは注目度急上昇
ホワイトニング歯磨き粉のおすすめランキング第6位は、沖縄生まれの「薬用ちゅらトゥースホワイトニング」です。
ちゅらトゥースは、重曹などを含んだ研磨剤や発泡剤、漂白剤などを使わない体に優しいホワイトニングジェルです。
配合成分のリンゴ酸とビタミンCが歯に付着した汚れを優しく落とし、アミノ酸高分子のポリアスパラギン酸(PAA)が汚れをしっかり除去します。
歯のくすみ、黄ばみや着色汚れに効果が期待できますよ。
研磨剤や発泡剤は不使用で、とことん低刺激にこだわり、小学生のお子さんからお年寄りまで安心して使用できる点が人気の理由です。
またイソプロピルメチルフェノールが雑菌の繁殖を抑え、歯茎の腫れ、歯肉炎、口臭予防など口腔内のトータルケアもできます。
初回限定!
薬用ちゅらトゥースホワイトニングは定価6,280円のところ、定期便を利用すると初回66%オフの2,178円で購入できます。
1日あたり33円でホワイトニングができる計算です。
安心の30日間の返金保証付き、定期便の回数縛り制限なしとなっています。
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それでは薬用ちゅらトゥースホワイトニングの口コミを確認してみましょう。
【20代女性】
「1回で効果が出て驚きました!こちらを知ったのはSNSで、ホワイトニング効果が高いとめちゃくちゃ歯の綺麗な方が仰ってたので試しに1本購入してみました。私は昔歯の矯正をしていたので、透明なマウスピースを所持しています。なのでホームホワイトニングのようにマウスピースにちゅらトゥースを垂らして歯磨き後に装着してみました。外して付属の小型歯ブラシで丁寧に磨いてみると1回で白くなったことを実感できました!」引用:@COSME口コミ
【40代女性】
「なかなかオーラルケアアイテムでお気に入りのものが見つからなかったけど、これは久々のヒット!口の中がさっぱり、歯の表面もツルツルになるので、何よりとってもおいしいので間食予防にもなりそうです。」引用:@COSME口コミ
ホワイトニング歯磨き粉は、表面の着色汚れを落として歯を元の白さに戻すもの
ホワイトニング歯磨き粉は、歯の表面の着色汚れを落として、歯を美しく本来の白さに戻すものです。
それは理解できるとして、気になるのは市販のホワイトニング歯磨き粉で歯がどこまで白くなるかだと思います。
ネットなどを見ても、「ホワイトニング歯磨き粉を使ったけど白くならなかった」なんていう口コミがあるのも事実です。
口コミを見ていると何が本当のことなのか迷ってしまうわね。
結論からいえば、ホワイトニング歯磨き粉は歯の表面の着色は落とせますが、もとの白さ以上に白くすることはできません。
その理由は、同じホワイトニングでも歯医者で行うホワイトニングと、ホワイトニング歯磨き粉を使ったときの違いを考えれば分かります。
歯医者で行うホワイトニングとは、一般的に歯を削らずに漂白剤(主に過酸化水素)で化学的に白くすることを指すのですが、そこがポイントです。
この過酸化水素を6%以上含有する薬品は、日本では薬機法の関係で劇薬指定されているので、市販のホワイトニング歯磨き粉ではオフィスホワイトニングと同じ効果はありません。
このような違いを理解してホワイトニング歯磨き粉を使用しないと、思ったような効果が得られなかったと誤解することになります。
ホワイトニングという言葉は同じでも、その内容は違うんです
ホワイトニング歯磨き粉は、あくまで表面の着色汚れを落とすものだと理解しましょう。
海外のホワイトニング歯磨き粉は、エナメル質を傷つけて黄ばみの原因になる
一部でホワイトニングに効果がるとわれている海外のホワイトニング歯磨き粉は、エナメル質を傷つけてかえって黄ばみの原因になります。
とくに研磨剤の多く入った海外製品は注意が必要で、歯磨きで汚ればかりか歯のエナメル質を削ってしまう恐れがあります。
この原因は、一般的に日本人は欧米人と比べてエナメル質の厚みが薄く、研磨に対する耐性が低いためです。
日本人はエナメル質が薄いので、その下の黄色い象牙質の色が目立ちやすいのです。
ただでさえ薄いエナメル質が削られることで、象牙質の黄色い色がよけいに浮き出て目立つことになります。
先ほど日本のホワイトニング歯磨き粉は、薬機法の関係で効果が期待できるほど過酸化水素は含有できないと説明しました。
しかし、それは日本国内での話であって、海外製のホワイトニング歯磨き粉はその限りではありません。
海外のホワイトニング用歯磨き粉には、「酸化水素」や「過酸化尿素」といったホワイトニングに効果がある成分が配合されている製品があります。
歯医者で受けるホワイトニングほど濃度が高いわけではなくても、一定の効果は期待できるでしょう。
ただネット通販などで手に入るそのような海外のホワイトニング歯磨き粉は、やはりエナメル質を傷つけて知覚過敏や虫歯などの原因になります。
過酸化水素はエナメル質の奥にある、象牙質に対してホワイトニングの効果を発揮する成分です。
エナメル質の薄い日本人が不用意に高濃度の過酸化水素を使うと、成分が象牙質に働くため黄ばみの原因だけでなく知覚過敏を誘発しやすくなってしまいます。
またエナメル質を傷つけることは、虫歯の発生要因となるので、海外のホワイトニング歯磨き粉には注意が必要です。
歯が黄ばむ原因は、コーヒーなどの着色汚れと加齢
歯が黄ばんでしまう原因は、コーヒーなど毎日摂っている食べ物や飲み物、嗜好品の色素着色汚れや、加齢によるものがほとんどです。
例えばコーヒーの場合、着色汚れの原因となるのはコーヒーに含まれているポリフェノールという成分で、これがペクリルと結合した際に色素沈着を起こします。
ペクリルというのは、歯のエナメル質を保護している皮膜で、虫歯を予防する働きもあります。
この色素沈着のことをステインといい、ステインが溜まっていくに従い、歯は黄色くなっていくのです。
コーヒー以外に歯の黄ばむ原因となる食べ物や飲み物、嗜好品には、以下のようなものがあります。
品名 |
原因となる物質 |
紅茶・ウーロン茶・緑茶 |
タンニンやカテキン |
赤ワイン |
赤ワインに含まれるポリフェノール・タンニン |
チョコレート |
カカオポリフェノール |
カレー |
カレースパイスに含まれるクルクミン |
ケチャップなどの調味料 |
含まれている着色料 |
タバコ |
ニコチンやタール |
ポリフェノールは抗酸化作用が強く、それ自体は動脈硬化など生活習慣病の予防に役立つのですが、歯の黄ばみには大敵です。
またニコチンやタールなどタバコのヤニは、粘性度が高く、歯の表面にこびりついて褐色に変化します。
ステインによる黄ばみは、歯の外側を覆っているエナメル質の汚れですが、加齢による黄ばみは象牙質そのものの色が濃くなっていくことが原因です。
エナメル質は色が薄く半透明なので、エナメル質を通してその内側の象牙質が透けて見え、これが歯本来の色といえます。
年を取ると象牙質は次第に黄みを増し、同時にエナメル質は磨耗で薄くなってくるので、結果として黄ばんでしまうわけです。
象牙質の色は、生まれつき個人差があるのですが、日本人は欧米人より黄色がかっているといわれます。
ホワイトニング歯磨き粉は、汚れの原因を元に選ぶ
ホワイトニング歯磨き粉は、汚れの原因・状態によって選ぶことが効果的なので、よく自分の状態を把握しておきましょう。
歯の汚れは、タバコのヤニや食べ物による着色汚れか、歯の表面の細かい傷に汚れがはいる色ムラのどちらかがほとんどです。
このどちらかによって、アプローチするホワイトニング成分が異なるので、歯の悩みにしっかり働きかける成分が配合されたものを選びましょう。
ここでは、汚れの原因別に有効な成分と、その効果について説明します。
タバコや食べ物による着色汚れは「ポリリン酸ナトリウム」が効果的
タバコや食べ物による着色汚れには、「ポリリン酸ナトリウム」という成分が効果的です。
このポリリン酸ナトリウムは、元々体内にある生体分子(体を作る重要な有機化合物)で組織の再生促進効果があります。
医療分野での活用も多いのですが、歯科領域では歯周組織再生や骨の再生、歯のステイン除去に用いられる成分です。
市販のホワイトニング歯磨き粉にポリリン酸ナトリウムを含有することで、ステイン除去の効果を利用し着色汚れなど落とし歯をキレイにします。
ポリリン酸ナトリウムはリン酸の化合物で、リン酸は体内のミネラルの中ではカルシウムに次いで多い成分なんです。
他に「PEG(ポリエチレングリコール)」や「PVP(ポリビニルピロリドン)」などの成分も、着色汚れに効果的です。
PEG(ポリエチレングリコール)は、ポリリン酸ナトリウムと同じように歯の表面に付着した汚れを浮かして除去する効果があります。
PVP(ポリビニルピロリドン)は、歯の表面の着色汚れやタバコのヤニをやさしく溶解除去します。
また茶渋やワインなどの着色汚れを除去するなら、ポリリン酸ナトリウムの一種である「短鎖ポリリン酸」が向いています。
これらの成分は、着色汚れを落とすだけではなく、表面をコーティングすることでステインの再付着を防ぐ効果も期待できるところがポイントです。
タバコや食べ物による着色汚れですが、ポリフェノールやヤニによる黄ばみ汚れは歯にすぐに固着する訳ではありません。
適切なブラッシンングや、歯磨き剤などのオーラルケアアイテムを利用して、汚れが固着しないよう予防することが何より大切です。
歯の色ムラは「ハイドロキシアパタイト」が効果的
歯の色ムラがあるのは、歯の表面が粗くなることに原因がある人が多く、このようなケースでは「ハイドロキシアパタイト」が効果的です。
ハイドロキシアパタイトは水酸燐灰石ともいい、骨や歯に含まれるリン酸カルシウムの一種で、歯のエナメル質の97%、象牙質の70%に含まれています。
非常に生体と親和性の高く、合成法により様々な特性を持たせることができるので、歯みがき剤などの用途に応用されています。
ハイドロキシアパタイトが含まれた歯磨き粉を使うことで期待できるのは、エナメル質の目に見えない傷に直接埋め込まれ、修復してくれる効果です。
こうして歯の表面をなめらかにすることで、歯の色ムラが目立たなくなるばかりでなく、タンパク質吸着能力があるため、歯の表面の歯垢を吸着して、除去させる効果があります。
虫歯の原因とされるミュータンス菌に対しても吸着効果が認められ、歯の健康維持にも効果的に働くことが可能です。
またハイドロキシアパタイトは、初期虫歯を予防する働きがあることが知られています。
エナメル質の表層下からミネラルが溶け出してしまうことを防ぐことで、虫歯予防はもちろん、知覚過敏や歯周病にも効果的です。
加齢による黄ばみは、クリニックでホワイトニングする
加齢による黄ばみについては、歯科クリニックでホワイトニングすることも検討してみましょう。
歯磨き粉によるホワイトニングは、歯のエナメル質表面の汚れを取ることが主目的ですが、エナメル質が薄くなっている加齢による黄ばみでは効果薄です。
それがクリニックで行うホワイトニングは、過酸化水素などの薬剤を使うことで歯を科学的に白くするブリーチ(漂白)なので効果が期待できます。
過酸化物からなるホワイトニング剤は法律上、医療用具(歯科材料)とされていて、歯科医師または歯科衛生士の資格を持たない者は施術できません。
クリニックのホワイトニングは、以下の忌避があるので該当する方は受けられません。
- 妊婦中・授乳中の方
- 無カタラーゼ症の方
- 光線アレルギーの方
忌避ではないものの、以下の方は注意が必要なので、クリニックに事前に相談してリスクなどについて説明を受けましょう。
- 呼吸器疾患を持っている方
- 強い嘔吐反射
- 知覚過敏のある方
- 虫歯・歯周病のある方
- 3週間以内にフェイシャルのエステ・脱毛をされた方
クリニックでホワイトニングしても、神経がない歯の変色や、樹脂による治療をした場所や、被せ物は白くなりません。
ホワイトニング歯磨き粉を選ぶ時は、研磨剤や発泡剤にも注目する
ホワイトニング歯磨き粉を選ぶ時は、効果のある成分だけではなく研磨剤や発泡剤にも注目しましょう。
ホワイトニング歯磨き粉では、先ほど解説したポリリン酸ナトリウムなどの薬用成分に注目しがちですが、歯磨き粉の基本成分も大事なポイントです。
歯磨き粉の基本成分は、下記の6種類からなっていて、すべてが含まれているわけではありません。
基本成分 |
主成分 |
目的 |
研磨剤
(清掃剤) |
・リン酸水素カルシウム
・水酸化アルミニウム
・炭酸水素ナトリウム無水ケイ酸(シリカ) |
歯の表面に沈着した歯垢(プラーク)や着色汚れ(ステイン)の除去の手助けをする |
発泡剤 |
・ラウリル硫酸ナトリウム
・ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン |
歯磨き粉を泡立てることで口腔内に拡散させ汚れを除去する手助けをする |
湿潤剤 |
・ソルビトール
・グリセリン |
歯磨き粉に水分を与え、凝固を防ぐ |
粘結剤 |
・アルギン酸ナトリウム
・カラギーナン |
歯磨き粉に適度な粘性を与えて分離を防ぐ |
香味剤 |
・サッカリンナトリウム
・メントール
・ミント類 |
歯磨き剤に味や香りを付けることにより歯磨き後の爽快感を与える |
保存料 |
・安息香酸ナトリウム
・パラベン |
歯磨き粉の品質劣化を防ぐ |
これらの基本成分の中で、研磨剤と発泡剤は歯の健康にも影響を与えるので、とくに気を使いたいものです。
市販のホワイトニング歯磨き粉には、研磨剤が含まれているものが多いのですが、研磨剤にはメリットとデメリットがあります。
研磨剤の主成分は粒子状のものが多く、それぞれがヤスリのような研磨力をもっている物質です。
研磨力が高いほどステイン除去力は高くなる傾向がありますが、ステインの除去力が高いことが、そのままホワイトニングとイコールとも言えません。
それは研磨剤が歯の表面のエナメル質も削ってしまい、その傷にステインが付着しやすくなる可能性があるからです。
歯磨き指導でもお伝えしていますが、強すぎるブラッシングは歯へダメージを与えます。
研磨剤はホワイトニングに必要な基本成分ですが、デメリットを考慮すればできるかぎり低研磨のものを選択し、ブラッシングを含めたトータルケアを心がけましょう。
またステインなど汚れが酷いときだけ研磨力の高いホワイトニング歯磨き粉を使用するなど、使い分けも有効な方法です。
発泡剤は、歯磨き粉を泡立てることで効果的に成分を拡散させる一方で、歯磨きの重要なポイントを確認できなくなる可能性があります。
歯磨きでは、歯と歯茎の境目や噛み合わせ部分、歯の裏側、奥歯まで歯垢を落とせているかを確認しながら歯ブラシを当てなければなりません。
しかし発泡剤で泡立ちすぎると、どこに歯ブラシが当たっているか分からなくなってしまいます。
そうなると歯垢などを磨き残すリスクがあるので、せっかく歯磨きをしてもその効果が半減するでしょう。
これ以外にも発泡剤の泡立ちや香味料による清涼感は、なんとなく磨けたという満足感を得ることができます。
泡立たないと磨けていないと思い込んでいたけど、それは勘違いだったのね。
歯磨きで大事なのは、ステインなどの汚れを落とすだけではなく、歯垢を落とすことが大事なので、ブラッシングに注意しなければなりません。
また歯磨き粉といっても、「薬機法」により、「医薬品」「医薬部外品」「化粧品」のどれかに分類されます。
分類によって効果・効能の範囲が明確に分かれていて、認められていない効果を謳うことは法律違反です。
ホワイトニング歯磨き粉選びの際は、その商品がどの分類になっているのか確認することも重要となります。
ホワイトニング歯磨き粉は、水で濡らさず磨くと効果的
ホワイトニング歯磨き粉は、水に濡らさず磨くことで余計な泡立ちを防ぐことができ、有効成分も薄まらず効果的に磨くことができます。
またホワイトニング歯磨き粉を大量につけて磨くと、やはり無駄に泡立ってしまうので適量を考えましょう。
これらを踏まえて、ホワイトニング歯磨き粉を使った歯磨きは次のような点を意識して進めます。
先に汚れを落としてからホワイトニング歯磨き粉を使う
歯磨きの目的はホワイトニングだけではなく、歯垢(プラーク)を落とし虫歯や歯周病を防ぐためでもあります。
歯垢のことを食べかすだと思っている方もいますが、全く別物で細菌と代謝物のかたまりです。
歯の表面に付着している、白色または黄白色のネバネバした物質で、歯垢1mgには1億個以上の細菌が存在しています。
奥歯や、歯の間、歯肉との境目など歯垢が付着しやすいので、ブラッシングでしっかり落としておきましょう。
歯ブラシに毛先1/3程度の量のホワイトニング歯磨き粉で磨く
ホワイトニング歯磨き粉を大量につけて磨くデメリットは説明しましたが、適量の目安は歯ブラシの毛先1/3程度の量といわれています。
磨くときは、毛先につけた歯磨き粉(薬剤成分)が全ての歯に行き渡ることをイメージしながら丁寧に磨きましょう。
このときエナメル質や歯茎へのダメージを最小限にするため、力を入れすぎないよう細やかな動作で磨いていきます。
いつもより少ない水で5秒程度すすぐ
歯ブラシを水に濡らさず、ホワイトニング歯磨き粉も適量でブラッシングをすると、それほど泡立たないはずです。
歯磨きが終わったら、いつもより少ない水で5秒程度すすぐくらいで、泡も口内に残らないでしょう。
すすぎを少なく済ませることで、有効成分を洗い流しすぎない効果があります。
ホワイトニング歯磨き粉は、週に1〜2回程度使用する
ホワイトニング歯磨き粉を使った歯磨きは、週に1~2回の頻度で使用するのがおすすめです。
これにはいくつかの理由があり、一つはホワイトニング歯磨き粉に強い研磨剤や清掃剤が含まれていることが多いためで、磨き過ぎはマイナス効果となります。
またホワイトニング歯磨き粉には、歯周病・虫歯予防の成分が入っていないものも多く、ホワイトニング偏重だと他の理由で歯の健康を害するかもしれません。
そのためホワイトニング歯磨き粉の使用を抑える分、歯周病や虫歯予防の成分が入った歯磨き粉を併用することがおすすめです。
歯磨きの目的は、ホワイトニングだけではないので、バランスを考えましょう。
ホワイトニング歯磨き粉で気になることは、どれくらいで効果を感じられるかということですが、かなり個人差が見られます。
黄ばみや汚れの原因や程度にもよりますし、軽度の方でホワイトニング歯磨き粉の成分がマッチした方だと初回で効果が分かる場合もあるでしょう。
ホワイトニング歯磨き粉は、歯の表面の汚れをキレイにすることが目的なので、汚れが酷いほど効果が目に見えるともいえます。
しかし過酸化水素などを使ったオフィスホワイトニングと違い、芸能人のような真っ白な歯にまではならない点は理解しておきましょう。
芸能人の歯の白さは、やっぱりお金がかかっていたのね。
歯磨き粉でよく聞かれる「フッ素入り歯磨き粉」は、歯を強化して虫歯を予防したり、知覚過敏を予防したりする効果があります。
しかしフッ素でも酸性のものは、ホワイトニング剤への抵抗性が高まってしまうので、ホワイトニング前に酸性のフッ素は使用しないことがおすすめです。
これはホワイトニング歯磨き粉の利用でも、歯医者でのホワイトニングでも共通の注意点で、もし使うのであれば中性のフッ化ナトリウムの歯磨き粉にしましょう。
ホワイトニング歯磨き粉は目的にあったものを選ぼう
歯医者へ行くことなく、セルフで気軽に試すことができるホワイトニング歯磨き粉と、期待される効果などを解説しました。
記事内でも説明したとおり、ホワイトニングといっても歯医者で行う医療行為と、ホワイトニング歯磨き粉では、アプローチが全く別物です。
ホワイトニング歯磨き粉を使用した場合は、短期間で劇的な効果はあまり期待できない反面、気軽さと継続したときの変化は実感できるでしょう。
歯医者へ行かずにセルフホワイトニングできることは、何よりも魅力的なメリットといえます。
難しいことは、歯の汚れの原因や程度は個人差が激しいので、自分に合うホワイトニング歯磨き粉を見つけることです。
この記事を参考にして、自分の歯の状態にフィットしたホワイトニング歯磨き粉を見つけてみましょう。