ホワイトニングで歯を白くすることに興味があっても、気になるのは「ホワイトニングはしない方がいい」といったネガティブな意見ではないでしょうか。
- ホワイトニングをしない方がいいといわれる主な理由は痛み
- ホワイトニングのデメリットは費用や痛み
- 無カタラーゼ症の人は施術できない
- ホワイトニングのメリットは印象がガラっと変わること
- ホワイトニングをするときは事前確認が重要
ホワイトニングをしない方がいいと言われるのは、痛みや施術方法が理由
ホワイトニングをしない方がいいという口コミを確認すると、痛みや施術方法が理由として挙げられていました。
口コミ①
口コミ②
口コミ③
このようにホワイトニングに関するネガティブな口コミがありますが、多くの誤解が含まれているのも事実です。
ホワイトニングは歯を削らず、漂白成分で白くしている
歯科医院で行うホワイトニングは、歯を薬剤で漂白し、本来の歯の色より白くしています。
この漂白は、ホワイトニングの「ブリーチング」という方法で、歯を削ることなく、もとの白さ以上に歯を白くすることができるのです。
エナメル質:歯の表面の半透明の部分
→日々の食生活の中で黄ばんでいく
象牙質:歯を支えている柱
→もともと黄みがかった色をしている
エナメル質と象牙質は、年齢を重ねるごとに黄色みが増していきます。
ホワイトニングのより詳しいメカニズムについては、こちらの記事で解説しています。
ホワイトニングをしない方がいいと言われる理由①痛み
ホワイトニングをしない方が良いと言われる理由は2つあり、1つ目は痛みです。
ホワイトニングの痛みに関して調べていた所、こんな口コミがありました。
しかし今回はけっこう痛かった…そして今もたまに痛みがある。
前回はほとんど痛みがなかったので、歯も老化して来たのかもしれないな…
もうホワイトニングはよっぽどじゃなければしない方が良いかも知れない🤔— Mioko Hayashi (@mio305) January 14, 2023
ただ、すべてのホワイトニングが強烈に痛いわけではなく、エナメル質に虫歯や過度の歯磨きによる損傷があった場合の現象だと思われます。
つまり、頻度の高いホワイトニングは、痛みを感じやすいという事です。
痛みが出てきた場合は、医師と相談して薬剤の濃度を薄めたり、痛み止めを処方してもらうこともできるので安心してください。
ホワイトニングをしない方がいいと言われる理由②マスキング効果
次に、マスキング効果が原因で、ホワイトニングをしない方がいいと言われるケースです。
歯の表面なんか変わっちゃったな
ホワイトニングしない方が良かった— Passe (@220lchOUbTg0mHr) June 7, 2022
この口コミのように、ホワイトニング後に違和感を覚える主な原因が、マスキング効果です。
マスキング効果:エナメル質表面の構造を角状から球状に変化させること
メリット→歯がより白く見える
デメリット→歯の表面にザラザラ感がある
表面構造の変化によって光の乱反射を起こし、象牙質の黄ばみが透けて見えなくなるこの「マスキング効果」で歯を白く見せてくれますが、歯の表面に違和感を覚える方もいます。
また、ホワイトニングによって歯が乾燥し、歯の表面がザラザラすることがありますが、唾液によって2~3日で自然と元の状態に戻るので安心してください。
この仕組みを知っていれば、歯に感じた変化で過度に後悔する必要はないと思います。
ホワイトニングのデメリットや後悔するケースを把握する
白い歯にすることがホワイトニングのメリットですが、歯科医院のホワイトニングにはデメリットや後悔したという声が聞かれることもあります。
ホワイトニングに漠然とした不安を感じるより、どのようなデメリットや後悔があったのか、ケースごとの実例を把握することが重要です。
施術中、歯が染みて痛かった
ホワイトニングはしない方がいいという意見の中で、施術中に歯が染みて痛かったというケースが多く見られます。
また、痛みを感じるのは施術中だけに限らず、「施術が終わってすぐ」「帰宅して数時間後」と様々ですが、ほとんどが施術後24時間以内のことです。
ホワイトニングで痛みを感じる場合のほとんどは、以下のいずれかに該当しています。
- 虫歯がある(歯が削れている)
- エナメル質が弱っている(薄くなっている)
- 歯周病が進行している
加えて、ホワイトニングによる歯の乾燥で一時的に刺激を受けやすくなり、知覚過敏の原因になることもあります。
ホワイトニングによる痛みは、Yahoo!知恵袋などを見ると「じんじんとしみてくる痛さ」や「ズキズキと疼くような痛み」という表現が多かったです。
理想の歯の白さにならなかった
歯科医院のホワイトニングで後悔したという意見では、「理想の歯の白さにならなかった」や「効果を感じられなかった」というものがあります。
考えられる原因はこちらです。
- ホワイトニングの種類が適切ではなかった
- ホワイトニングの回数が少なかった
- 芸能人の歯の白さを目指していた
- ホワイトニング効果の出ない歯だった
歯の汚れ具合によって正しいホワイトニング方法や回数を選ばないと、理想の白さにはなりません。
また、「芸能人のような白い歯にしたい」という希望を見かけますが、ホワイトニングで陶器のような白さにすることもできません。
なぜなら、芸能人はオールセラミッククラウン(差し歯)による治療が多いからです。
→陶器のような白さが特徴
ホワイトニング:漂白する施術
→透明感のある白さが特徴
それに加え、次のような歯にはホワイトニング効果がない場合があります。
- 神経が死んでいる歯
- 入れ歯や差し歯
- 詰め物をしている歯
- エナメル質が薄い歯
- 抗生物質によって着色してしまった歯
歯茎が痛むようになった
ホワイトニングで使われる過酸化水素などの薬剤が歯茎に触れることで、一時的な腫れや炎症を引き起こすことがあります。
歯科医院でのホワイトニングなら、医師が適切な処置をしてくれるので安心してください。
ただ、虫歯や歯周病の症状のある方がホワイトニングを行うと、薬剤が歯茎に触れていなくても痛む可能性があります。
ホワイトニングを行うときは、事前に虫歯や歯周病がないか確認しましょう。
ホワイトニング前にしっかりと口内の診察をしてもらい、できるだけ痛みのないホワイトニングをしましょう。
歯が黄ばみやすくなった
ホワイトニングの施術後に歯が黄ばみやすくなったという話を聞きますが、この黄ばみは防ぐことができます。
ホワイトニング後の歯は…
①表面を保護している膜がない
②乾燥しているので水分や色素を吸い込みやすい
⇒いつもより歯が黄ばみやすい
参考:ホワイトニング後の食事の注意点|白さを維持する食材&メニュー
そのため、オフィスホワイトニングでは術後2日程度、ホームホワイトニングでは3~4時間は飲食に気を付けましょう。
スターホワイトニングならコーヒーや赤ワイン、力レーなどの飲食も問題ないとの事なので、ホワイトニング後にもいつも通りの食事を楽しめますよ。
すぐに以前の歯の色に戻った
前提として、ホワイトニングの効果は永久に続くものではありません。
ホワイトニングの持続期間は、オフィスホワイトニングで約半年、ホームホワイトニングで約1年といわれます。
少しでも持続期間を延ばすためには、定期的なメンテナンスをしたり、日々の着色予防をする必要があります。
スターホワイトニングは1回2,750円でホワイトニングができるので、メンテナンスで通ってもお財布に優しいです。
オフィスホワイトニングの相場は1回1万円なので、スターホワイトニングはコスパ最強ですよ!
スターホワイトニングの口コミと症例はこちら↓
タヴァティーには、着色汚れを落とすホワイトニング成分と、汚れを弾くコーティング成分が配合されています。
その効果は絶大です!
引用:【比較写真あり】タヴァティーを使ってみたら、1回目から白さを実感!
最終的な施術費用が高額になった
ホワイトニングは健康保険適用外の自由診療なので、最終的な施術費用が高額になる場合もあります。
理由は、疾患を治療する行為ではないからです。
もし虫歯や歯周病の治療が必要になる場合は、治療費の負担も発生します。
ホワイトニング料金だけでなく、メンテナンスも含めた費用を確認するようにしましょう。
知覚過敏やホワイトスポットがある人は、ホワイトニングをしない方がいい
歯を白くするホワイトニングに憧れる方でも、知覚過敏やホワイトスポットがある人は、ホワイトニングをしない方がいいかもしれません。
全ての人に当てはまるわけではありませんが、ホワイトニングをしても効果の得られない人や、してはいけない人、また注意が必要なケースもあります。
ここではホワイトニングに向かない人を、ケースごとに確認しましょう。
ホワイトニング効果が得られない人
ホワイトニングを希望したとしても、歯の状態によっては白くなる効果が得られないケースがあります。
また、効果が低かったり、思うような白さにならなかったりすることもあるので、歯の状態をよく把握することが必要です。
以下のような歯の状態では、ホワイトニングの効果が得られません。
- テトラサイクリン歯
→歯が褐色から灰色に変色している - ホワイトスポット
→歯にある白い斑点 - 神経がない歯、被せ物の歯
→ホワイトニング薬剤が効かない
上記の場合、医師もホワイトニングに向かないことは分かっているので、カウンセリングでチェックしてもらいましょう。
軽度のホワイトスポットであれば、ホワイトニングの施術を重ねることで目立たなくなることもあります。
自分の歯がホワイトニングできる歯なのか、スターホワイトニングなら無料でチェックしてくれますよ。
ホワイトニングができない人
ホワイトニングを希望しても、歯科医院では施術できない禁忌症があり、以下に該当する場合は断られます。
- 無カタラーゼ症の患者
- 妊婦、授乳中の女性
- 子ども(18歳未満)
また、光アレルギーのある人はオフィスホワイトニングは避けた方が良いとされています。
オフィスホワイトニングでは歯を早く白くするために、薬剤を塗布した歯にブルーライトを照射しますが、口唇にやけどを起こす可能性があります。
ホワイトニングで注意が必要な人
ホワイトニングをするためには、健康な歯であることが重要で、以下に該当する方は注意が必要です。
- 虫歯がある
- エナメル質にヒビがある
- 重度の歯周病
- 知覚過敏がある
歯科医院では、ホワイトニングの前に口腔内のチェックを行いますが、これらに該当した場合はその治療が優先されます。
まずは口内環境を整えて、ホワイトニングをしましょう。
リスクが0ではないが、ホワイトニングは見た目の印象を大きく変える
ホワイトニングにはリスクも考えられますが、白い歯になることで見た目の印象を大きく変えられる方法です。
歯が白いと一気に垢抜け、自分に自信が持てるようになります。
最近ホワイトニングをする人が増えてきたので、興味を持っている方も多いと思います。
歯科医院でのホワイトニングは短期間で歯が白くなるだけではなく、口腔内を清潔にして虫歯の予防にもなります。
もし少しでもホワイトニングに興味があるなら、まずは歯の状態やホワイトニングの疑問を、歯科医院で気軽に相談してみましょう。
ホワイトニングで後悔しないために、事前確認をしっかり行う
ホワイトニングで後悔しないためには、自分の目標をよく考えて、その目標に合ったホワイトニング方法か、事前確認をしっかり行うことが大事です。
ホワイトニングの効果をいつまでに得たいのか、歯科医院へ通える頻度、そしてその後のメンテナンスなどは、よく考えておきましょう。
ここではホワイトニングで後悔しないため確認すべきことについて、重要なポイントに絞って説明します。
痛みが出た場合、痛み止めを処方してもらえるか
ホワイトニングで心配になってしまうのは、歯や歯茎に痛みを感じたときに、どのように対処したらいいのかです。
ホワイトニングで痛みを感じる人は、施術後数時間~数日で痛みは治まるといわれますが、決して気持ちのいいものではありません。
心配であれば、事前に歯科医院へ相談することで痛み止めを処方してもらうことができます。
また、痛みの原因が、何らかの理由でエナメル質が傷ついていて薬剤が歯にしみる場合は、知覚過敏用やフッ素配合の歯磨き粉を使用するのが効果的です。
これも歯科医院で相談すれば、オフィス用もしくはホーム用の歯磨き粉(ジェル)を処方してくれるので、前もって心配を伝えておきましょう。
カウンセリングをしっかりしてもらう
歯科医院でホワイトニングする場合、最初に行うのがウンセリングなので、そこでしっかりと希望を伝え、疑問点は確認しておきましょう。
自分のなりたい歯の色をきちんと伝えて、ホワイトニングでその色に近づけるのか聞いておかなければ、目標が定まりません。
また、ホワイトニングの方法や、結果が出るまでの期間、そしてどれくらいの期間白さが持続するのかなど、しっかり聞くことで後悔を防げます。
メンテナンスを含めたトータルの費用を確認
歯科医院でホワイトニングをしようと思ったとき、気になるのはどれくらいの費用が必要なのかということでしょう。
歯科医院で行うホワイトニングは、オフィスホワイトニングかホームホワイトニング、またはその両方を併用するデュアルホワイトニングですが、費用相場は次のとおりです。
施術方法 | 費用相場 |
オフィスホワイトニング | 25,000円~60,000円 |
ホームホワイトニング | 20,000円~70,000円 |
デュアルホワイトニング | 50,000円~100,000円 |
ホワイトニングの詳しい費用についてはこちら
ホワイトニング料金は、コース料金となっていることが多いのですが、どこまでが料金に含まれているか確認が必要です。
歯科医院によっては、施術する歯の本数やLEDの照射時間が決められていることがあり、コース料金内では白さを実感できないことがあります。
そのため施術期間や、それでどこまで白くなるのかなどを確認しなければ、思っているより追加費用が高くなるかもしれません。
また、ホワイトニングの効果は期間の経過ととも失われてくるので、施術後のメンテナンスの頻度や費用も重要な確認ポイントです。
ホワイトニング後の生活習慣に注意する
ホワイトニング直後に歯が着色しやすくなることは先ほど説明したとおりですが、持続期間を少しでも伸ばすためには生活習慣に注意が必要です。
炭酸飲料、柑橘系の食品、酢、アルコール類、ヨーグルトなどの刺激物は、歯への着色を招きやすく、タバコのヤニなども汚れの大きな原因になります。
これらが原因となる汚れは、時間の経過とともに落ちにくくなるので早めのブラッシングが有効ですが、無理な場合でも口をすすぐだけでも効果的です。
ホワイトニングで白くなった歯がすぐに汚れないために、飲食物だけではなくちょっとした生活習慣の工夫で、ホワイトニングの効果が長く続きます。
ホワイトニングは注意点さえ理解すれば怖くありません
ホワイトニングについて聞かれることのある、「ホワイトニングはしない方がいい」という意見の真相を解説しました。
ホワイトニングには、一定のリスクや注意点があることは確かなのですが、それを事前に知っていれば必要以上に怖がることはありません。
むしろ理解を深めていれば、その対策を考えながら安全にホワイトニングを受けることができます。
歯の白さは、人に与える印象を良くする大事なポイントになるので、ホワイトニングすることで自信を持てるようになるでしょう。
マスクをしない生活が普通になってきて、口元への注目が高まっているので、ホワイトニングで白い歯を手に入れてはいかがでしょうか。